「ガーリーファッションに憧れがあるけど着こなす自信がない」とお悩みではないでしょうか。
ガーリーファッションといえば女の子らしさを全面に出したファッションスタイルで、少女のような雰囲気をまとっているのが特徴です。
ガーリーファッションは、メイクやアイテムを一工夫するだけで挑戦しやすくなります。
この記事では、ガーリーファッションの特徴やおすすめコーデを紹介します。コーデのコツやポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ガーリーファッションとは
ガーリーファッションとは、少女のようなあどけない可愛らしさを全面に押し出したファッションのことです。
ガーリーは英語の「girly」のことで、girlyには「女の子らしい・少女・乙女」という意味があります。少女を意味するgirlがベースになっており、1990年代中盤にアメリカで発祥したスタイルです。
言葉の意味が示すように、女の子らしさをアピールするための小物を使ったファッションスタイルがガーリーファッションであり、ふわっとしたかわいい要素を詰め込んでいるため、トレンドが変化しても大人気のジャンルです。
最近は単に女の子らしいだけでなく、大人要素も加えた「大人ガーリー」も定番になりつつあり、30代以上の女性からも高い支持を得ています。
また、「このファッションならガーリー系」のように明確な定義はなく、少女らしさを感じるようならガーリー系と呼んでも問題ありません。
フェミニンとの違い
ガーリーファッションと混同されやすいのが、フェミニンファッションです。
そもそも「フェミニン」とは、上品で落ち着いている女性らしさを表わす言葉であり、品があって落ち着いているファッションのことをフェミニンファッションといいます。
ガーリーファッションは少女が全面に出ているスタイルであるのに対し、フェミニンファッションは女性らしさを全面に出しているスタイルであることが主な違いです。
レースなどのかわいい素材を使用することもありますが、どちらかというとシンプルで落ち着いている場合が多いです。
例えば、ブラウスにカーディガン、無地のフレアスカートなどを組み合わせたシンプルで大人っぽいコーデは、フェミニンファッションに近いスタイルとなります。
上品と華やかさが特徴のフェミニンファッションですが、シンプルがベースにあることから、カジュアルな要素を加えたり、アクセントの強いアイテムを取り入れたりなどで、さまざまな楽しみ方ができることも特徴です。
フレンチガーリーとの違い
フレンチガーリーは、ガーリーの中にヴィンテージ感や上品さをプラスしたようなテイストのあるコーデです。
リボンやフリルなどのかわいらしいアイテムを、モノトーンや淡い色にすることで落ち着いた雰囲気になります。ガーリーのかわいらしさを残しつつ、上品さも取り入れたのがフレンチガーリーです。
フレンチガーリーもガーリーの一種ですが、お呼ばれコーデやデートなどにも向いています。
ガーリーファッションの特徴
ガーリーファッションの特徴は、パッと見ただけで女の子らしさが伝わることです。そのため、洋服のデザインや小物に特徴があります。
また、ガーリーファッションには男性ウケがよく、若々しく見られたり、肌を出してもいやらしさが少なかったりなどのメリットもあります。
ここでは、ガーリーファッションの特徴を詳しく解説します。
リボンやフリルを使ったデザインが豊富
ガーリーファッションの特徴は、リボンやフリルを使ったデザインが豊富であることです。
リボンやフリルなどの乙女要素満載のファッションを楽しむことができて、さらに着用するだけで少女のようなかわいい雰囲気を演出できるメリットがあります。
なお、リボンやフリルを使ったデザインといえばドーリー系をイメージする方も多いかもしれません。
ドーリー系もかわいい女の子スタイルのファッションですが、こちらは非日常といえるようなかわいいモチーフが詰め込まれています。
「ドーリー系に挑戦してみたい」と思っている方は、まず日常にも溶け込みやすいドーリー系でリボンやフリルを使ったデザインに慣れておくとよいかもしれません。
花を使ったデザインがかわいい
ガーリーファッションは、花を使ったデザインを多く取り入れていることも特徴です。
花柄といっても、花びらが大きく色が強いものから、白やベージュのようにフェニミンテイストに近いタイプまでさまざまなタイプがあります。
花柄のデザインはどのパーツに合わせてもかわいく仕上がり、特にチュールスカートと花柄の相性は抜群です。かしこまったシーンなら、印象に残りやすい大きな花柄を用いたアイテムがよいでしょう。
また、花柄のワンピースやロングスカートもガーリーファッションのマストアイテムといえます。ワンピースやロングスカートの場合は、小さな花柄を選ぶと上品なガーリーファッションになります。
落ち着いた雰囲気を演出するなら、少し長めのミモレ丈がおすすめです。
ふんわりとしたシルエットが魅力
ガーリーファッションは、ふんわりとしたシルエットも特徴で魅力の一つです。
丸みのあるシルエットやデザインとの相性がよく、小物はコロンとした丸みのあるフォルムのものや麦わら帽子、ベレー帽などを取り入れるケースも多くあります。
フレアスカートやパフスリーブなど、ちょっとかしこまったシーンでもフリルやレースがあしらわれているブラウスならガーリーなふんわりとしたやわらかい雰囲気を演出できます。
冬物であれば、ニットならふわふわしたフェザー素材のものや網目がざっくりと花柄が編み込まれているカーディガンとの相性も抜群です。
ぴったりとしたサイズのアイテムでも、フリルやリボンなどがあしらわれているだけでふんわりとした印象を与えます。
若々しく見られる
ガーリーファッションの特徴は、実年齢に比べて若く見られやすいことです。
ガーリーファッションのリボンやフリルなどのデザインは、老けてみられるような要素がありません。年齢を重ねても可愛い印象のままであるため、若く見られたい場合におすすめのファッションです。
また、普段のコーデにガーリーなアイテムを取り入れることで、やりすぎ感を出さずに若々しい雰囲気にもなります。
ちなみにガーリーファッションは、10代や20代に人気のファッションと思われがちですが、30代や40代にも人気です。年
齢が気になる場合もガーリーに上品さを加えることによって、年齢に応じたガーリーファッションが楽しめます。
男性ウケが抜群
「ガーリーファッションは男性に引かれてしまうかも」と思う方もいるかもしれませんが、「かわいい」「癒し」など、男性ウケが抜群のファッションです。
着ているだけでかわいらしさが溢れていくため、男性からは魅力的に感じられることが多くあります。
しかし、ガーリー系でもフリフリやロリータ系などになると、男性よりも女性ウケが強くなる傾向もあるため、男性ウケを狙うなら控え目にするのもポイントです。
上品なブラウスやフレアスカートなど、フェミニン系に近いガーリーファッションを目指してみるとよいでしょう。
肌をみせてもいやらしさがない
ガーリーファッションは、肌をみせてもいやらしさを感じにくいファッションです。
背中が大きく開いているバックシャンデザインやオフショルダーなども、ガーリーファッションとの相性がよく、かわいらしい印象にまとめることができます。
短めのスカートやワンピースで肌見せしつつ、リボンやフリルを取り入れて遊び心を出してみるのもよいでしょう。
ただし、過度な露出や装飾はいやらしさを感じる可能性もあるため、さりげない肌見せを意識することが大切です。
ガーリーファッションを着こなすポイント
ガーリーファッションを着こなすためには、メイクやファッションカラー、アイテムの印象などもポイントになります。ここでは、ガーリーファッションを着こなすポイントを紹介します。
メイクはナチュラル
ガーリーファッションに合うメイクはナチュラルです。
少女のようなイメージのガーリーには、ばっちりメイクは適していません。少女は素肌が美しく明るく元気な印象が特徴であるため、ナチュラルメイクに合わせるとイメージに近くなります。
特にベースメイクやアイブロウは、ふんわりナチュラルを意識して行うことが大切です。
一方、チークについては血色感を出したいときにクリームチークやリキッドチークを少し濃いめに入れても問題ありません。
リップメイクもツヤ感や血色感が重要になるため、ぷるぷるでつやつやな唇になるように仕上げることもコツです。
また、フェミニン色を強く出したいときは、大人の色気やエレガンスさの演出ができるばっちりメイクがよいでしょう。
ピンクやパステルカラーのアイテムを入れる
ガーリーファッションのポイントは、パステルカラーのアイテムを取り入れることです。
パステルカラーは白が混じったようなやわらかいカラーのことで、爽やかなイメージやかわいい印象を作るときに活躍します。
ガーリーファッションでは、ブラックやカーキなどのシックなカラーよりも、ピンク色や水色などのパステルカラーが映えやすい特徴があります。
引き締め系のカラーはガーリーファッションと合わないため、柔らかくて優しい印象を与えやすい淡いトーンの色で全身をまとめるとよいでしょう。
中には、パステルカラーの洋服には抵抗があるという方もいるかもしれません。この場合は、靴下やバッグ、帽子などの小物にパステルカラーを取り入れるだけでもガーリーな雰囲気に仕上がります。
やわらかい印象のアイテムを使う
ガーリーファッションを着こなすコツは、やわらかい印象のアイテムを取り入れることです。
やわらかい印象というのはピシッと決めすぎず、なおかつ余白がしっかりあるようなゆるい状態のことをいいます。相手が見たときに、「優しい」「明るい」「さわやか」などの印象を持たれやすいです。
裾回りにフリルがついたようなふんわりとしたデザインやひらひらとしたスカートなどが定番であり、生地の素材は薄めで、フレアスカートのように生地の使用量が多いものを選ぶと印象もやわらかくなります。
一方で、色の明度が暗くて細身のシルエットだと堅い印象を与えてしまう可能性もあるため、ガーリーファッションにはあまり適しません。
おすすめのガーリーコーデ5選
ここでは、おすすめのガーリーコーデを紹介します。
ガーリーふわふわスカート×ホワイト
ホワイトのニットと、ブラックのふわふわスカートのシンプルなコントラストが際立つガーリーコーデです。
清潔感が温かみを感じさせてくれるホワイトニットと、ふわふわのスカートでやわからい雰囲気をかもし出しています。
本来であればブラックはガーリーコーデーと相性の悪いカラーですが、ふわっとしたシルエットのスカートであるため、甘くなりすぎない大人ガーリーなスタイルに。
リボンやフリルなどでかわいい感を出したい場合は、レースブラウスや小さなリボンがついたパンプスと合わせてもよいでしょう。
合わせる小物によってはカジュアルなテイストにもなり、さまざまなシーンに活用できます。
ガーリープリーツミニスカ×ブーツ
ガーリーなプリーツミニスカートとブーツを合わせたコーデ。
ほどよい丈の細めのプリーツミニスカートとロングブーツとの相性は抜群で、ブラックのロングブーツでピリッと引き締めることで、甘さ控えめな大人かわいい着こなしができます。
インナー次第でいろいろな雰囲気にもなり、ゆったりとしたニットを着用することでやわらかさをかもし出すこともできます。
ミニスカート好きなら一枚は持っておきたいシルエットの良いアイテムで、これがあればガーリーコーデが簡単に作れます。デザインもシンプルであるため、通年で着用することも可能です。
ガーリーカラーワンピース×黒のパンプス
ガーリーなカラーワンピースとブラックのパンプスを組み合わせたコーデ。
ワンピースだけでも、十分にガーリーな雰囲気をかもし出すことができます。ガーリー感が強いと感じる場合は、ブラックのパンプスを取り入れることで甘さが調整されてトライしやすくなります。
また、ブラックのアウターを着用することでガーリー系から落ち着いた雰囲気に様変わり。セットアイテムでがらっと印象が変わるため、さまざまな着こなしを楽しめるでしょう。
個性を出したい場合は、ベレー帽やトートバックを組み合わせるのもおすすめ。ロング丈でふわっとしたワンピースなので、足の太さが気になるという方も重宝します。
ガーリーハイネック×パンツ
ガーリーなピンクのハイネックとジーンズを組み合わせたシンプルなコーデ。
発色の良い薄いかわいいピンクのハイネックとデニムを合わせることによって、カジュアルなガーリーに。よりガーリー感を出すならホワイトのフレアスカートや薄いベージュのプリーツスカートと組み合わせるのもおすすめです。
大人の雰囲気をかもし出すなら、ブラウンのパンツなどを合わせてもよいでしょう。優しげで落ち着いた雰囲気の色合いなので、カラーアイテムが苦手な人にも向いています。
ガーリーキャミワンピース×シンプル
ガーリー系のキャミワンピースとブラックミュールを組み合わせたコーデ。
ホワイトキャミワンピースは単体で女性らしいガーリーコーデが楽しめるアイテムとして人気です。ホワイトで清潔感があって肌見せにもいやらしさがありません。
首元が空いているため、ネックレスと合わせることで垢ぬけたコーデにもなります。
夏の暑い日はキャミワンピースのみ、肌寒い日にはアウターを羽織ることで季節に合わせた楽しみ方ができるのも嬉しいポイントです。
ガーリーファッションでかわいさアップ♡
ガーリーファッションは、女性としての魅力を引き出してくれるファッションスタイルの一つ。
レースやフリル、リボンなど女性らしいアイテムをふんだんに使っているイメージもありますが、パステルカラーやふわっとしたアイテムでやわらかい雰囲気にまとめるのもおすすめです。
また、ガーリーファッションを着こなすためには、ナチュラルメイクと合わせるのもポイントになります。
ガーリーファッションは幼く見えがちなので、少し大人っぽさを出したい場合は辛口アイテムを取り入れたフェニミン系もよいでしょう。
お手本コーデを参考に、ぜひガーリーファッションを楽しみましょう。