上品で女性らしいスタイルが楽しめる、フェミニンコーデ。
清楚な印象があるフェミニンコーデはプライベートはもちろん、ビジネスシーンにもピッタリです。
汎用性・柔軟性が高いことが魅力ですが、いざ取り入れようと思ってもどんなアイテムを選べばいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
自分に合うフェミニンコーデを作るためには、まずフェミニンコーデの特徴や定番アイテムを知ることが大切です。
この記事では、フェミニンコーデの基本や特徴、コーデを作るコツやおすすめのコーデなどについて詳しく解説します。
フェミニンとはどういう意味?
フェミニン(feminine)とは、英語で女性らしいことを意味する言葉であり、仕草や様子など全体的な雰囲気を指します。
ファッションにおいては、柔らかい素材を用いたブラウスやフレアスカートなどがフェミニンとして挙げられることが多いです。
色合いも優しいものが多く、清楚で上品な雰囲気があることから、性別や年齢に関係なく好感度が高い特徴があります。
フェミニンファッションは上品さや華やかさのイメージが強いですが、カジュアルな要素を加えたり可愛く仕上げたりなど、幅広く楽しむことが可能です。
ガーリーとの違い
フェミニンと似たようなカテゴリーとして「ガーリー」がありますが、両者は似て非なるものです。
ガーリーとは、少女らしい可愛らしさを意味する言葉であり、女性らしさを指すフェミニンとは少し意味合いが異なります。
ガーリーファッションはフリルやリボン、ピンク色をふんだんに使ったアイテムが多く、可愛い要素が強いスタイリングとなっています。
清楚さと上品さが特徴のフェミニンファッションでも「可愛らしさ」を取り入れることは可能です。
明るい色や丈が短めなスカートが多いガーリーとは異なり、落ち着いた色合いのアイテムや長めの丈のスカートなどを採用することで、大人っぽさと可愛らしさを同時に楽しめます。
フェミニンコーデの特徴
ここでは、フェミニンコーデならではの特徴について詳しく解説します。
上品で清楚感がある
フェミニンコーデは他のスタイルにはない、上品さと清楚感が一番の特徴です。
フェミニンコーデの上品さは余分なものを省き、引き算されたシンプルさによって生み出されるものであり、落ち着きのある雰囲気を演出してくれます。
ガーリーファッションのようなリボンやフリルがふんだんに使われた可愛いアイテムを使用することはほとんどなく、シンプルで綺麗めが基本です。
淡い色使いで落ち着いた雰囲気がある
フェミニンコーデは、ペールカラーやパステルカラーなどの淡い色使いをすることが特徴であり、全体的に落ち着いた雰囲気があります。
近年ではベーシックカラーやニュアンスカラーを使用したフェミニンコーデが注目されており、大人な女性の印象を残しつつ、顔回りが華やかになる旬顔コーデに派生するスタイルも増えています。
淡い色を使ったコーデは落ち着きがあるものの場合によっては垢ぬけない印象になることもあるため、フェミニンコーデでは黒やレッドなどの指し色やベルトのバックルやアクセサリーなどを採用してコーデをまとめるケースも少なくありません。
ただし、モノクロやビビッドカラーなどのはっきりした色を使い過ぎると女性らしい上品な雰囲気が崩れてしまうため、指し色などは最小限に留められたコーデが多いです。
柔らかい質感の素材が多い
フェミニンコーデで使われるアイテムは、シルクやレーヨンなどのふんわりとした柔らかい質感のものが多いです。
フリルやフレア、レースなど可憐でふんわりとした雰囲気があるアイテムはフェミニンコーデには欠かせません。
柔らかい質感の素材はふんわりとした雰囲気を演出するだけではなく、女性らしいシルエットを作り出すのにも役立つため、骨格や体型が気になる方にもおすすめです。
また、柔らかい質感の素材はデニムやスニーカーなどのカジュアルなアイテムと組み合わせても手抜き間が出ず、上品な雰囲気を維持できます。
世代問わず好感度が高い
コーデのスタイリングによっては好き嫌いが出ることがありますが、シンプルかつ上品なフェミニンコーデは、世代問わず受け入れられやすく、好感度も高いです。そのため、仕事やプライベートなど、幅広いシーンで活用できます。
例えば、顧客や取引先からの印象が重要なビジネスシーンであれば、フェミニンコーデを採用することで品の良さをアピールすることができ、自然と印象も良くなります。
質感が高い素材やベーシックカラーを取り入れれば清楚感がアップするため、より良い印象を与えることが可能です。
フェミニンコーデは上品で清楚な雰囲気が最大の特徴であるため、デートや合コンなどのプライベートな場でも大活躍します。
幅広いシーンで着こなせる
若年世代に限られるガーリーファッションとは異なり、フェミニンコーデは年齢を問わず、誰でもどこでも着こなせることが特徴です。
フェミニンコーデはビジネスやプライベートなど、幅広いシーンで活用できるため、常に女性から人気が高い傾向にあります。
10代~20代の若年世代はもちろん、30代以上の大人な女性でも無理をしている雰囲気が出ないため、自然に着こなせることが魅力です。
近年では、フェミニン系のアイテムを専門とするブランドも増えているため、自分の年齢やテイストに合ったアイテムが選びやすくなっています。
フェミニンコーデを作るコツ
フェミニンコーデはシンプルな作りになっているため、一見簡単にコーデできそうに思えますが、一歩間違えると幼く見えてしまう可能性があります。
フェミニンコーデはアイテム選びと組み合わせが重要になるため、まずはコーデを作るコツを把握することが大切です。
ここでは、フェミニンコーデを作るコツを紹介します。
シルエットが綺麗な服を選ぶ
ボディラインは女性らしさを演出するうえで、非常に重要な要素です。
フェミニンコーデを作る際は、ボディラインを美しく見せてくれるシルエットが綺麗な服を選ぶようにしましょう。
フィット系のトップスならふんわりとしたスカート、反対にボトムスがフィット系ならふんわり感のあるトップスを選ぶなど、メリハリをつけることが大切です。
コーデにメリハリをつけることでスタイルアップ効果も期待できるため、フェミニンコーデを作る際は女性らしさを意識してアイテムを選ぶと上品さや清楚さが表現しやすくなります。
上品・シンプルにまとめる
フェミニンコーデを作る際は、上品かつシンプルにまとめることが鉄則です。ただし、アイテムを選ぶ際は地味になりすぎないように注意しなければなりません。
フェミニンな色を選ぶ場合はシンプルなデザイン、フェミニンなデザインには落ち着いた色など、全体のバランスを意識するとまとまりやすくなります。
フェミニンコーデと聞くと、全身をフェミニンなアイテムで揃えないといけないと思われがちですが、全身をフェミニンで揃えてしまうと上品や清楚とは反対に、幼く少女っぽい印象になる可能性があるため注意が必要です。
クラシカルな小物を合わせる
フェミニンコーデをおしゃれに作るためには、小物使いも重要なポイントです。最新トレンドを意識して上手に取り入れることで、よりおしゃれ度が増します。
大人っぽい上品な雰囲気があるフェミニンコーデには、クラシカルな小物がよく合います。
ヴィンテージバッグやスカーフ、アクセサリーなどをコーデに取り入れればクラス感がプラスされ、より旬な印象にすることが可能です。
シンプルな服でコーデしている場合でも、小物使いを工夫するだけでいっきに印象が変わります。トレンドの小物を取り入れるだけで今時な仕上がりにアップデートできるため、おしゃれの幅が広がるはずです。
フェミニンコーデにおすすめのアイテム
シンプルなアイテムを多く使うフェミニンコーデは、組み合わせが無数にあります。フェミニンコーデを作るのがはじめての方であれば、どのアイテムを選べば良いのか迷うこともあるかもしれません。
ここでは、フェミニンコーデにおすすめのアイテムを紹介します。ぜひコーデを作る際の参考にしてみてください。
ワンピース
フェミニンコーデを作るなら、ワンピースは欠かせません。
ワンピースは着るだけでフェミニンな印象になるだけではなく、コーデが簡単になるため時短したい時にも大活躍です。スカート同様に、ひざ丈より長いものを選ぶとコーデが上品にまとまります。
明るめのベーシックカラーのワンピースを1枚持っておけば、暑い季節は単体で、寒い季節はカーディガンやジャケットを羽織ってなど、オールシーズン着回すことが可能です。
シンプルなワンピースですが、小物をアクセントに使用したりパンツと組み合わせたりなど、幅広い着こなし方ができるため、さまざまなおしゃれが楽しめます。
ブラウス
ブラウスはフェミニンコーデに取り入れやすく、さまざまなスタイルに合います。
シンプルなフェミニンコーデであれば、程よいフリルやレースを取り入れることで少し甘さが加わり、上品な仕上がりになります。
パンツを取り入れたフェミニンコーデであれば、フリルブラウスやシフォンブラウスなど、ふんわり感のあるものを使うとやわらかい印象に仕上げることも可能です。
ブラウスはフォーマルからカジュアルまで、さまざまなスタイルやシーンで活用できるため、おしゃれの幅を広げます。
ひざ丈より長いスカート
フェミニンコーデで女性らしさを演出したい場合は、スカートが大活躍します。
ひざ丈より長いスカートであれば、大人で上品な雰囲気に仕上げられるため、フェミニンコーデにもピッタリです。
Iラインが引き立つタイトなスカートであればビジネスシーン、反対にふんわり感があるフレアスカートであれば可愛らしさが引き立つためプライベートな場などで活用できます。
ひざ丈より長いスカートといっても、その選択肢は幅広いため、自分が目指したい雰囲気や着ていく場などを意識するとアイテム選びがしやすくなるはずです。
ツイード調の服
上品な雰囲気があるツイード調の服は、フェミニンコーデにピッタリです。
ツイード調のジャケットであればフォーマルはもちろん、カジュアルな装いに使用することも可能であり、羽織るだけでいっきに大人な印象が演出できます。
また、ツイード調のスカートであれば、そのアイテム一つで上品なコーデにまとまるため、使いやすくておすすめです。
ツイード調の服を取り入れる場合は、モノトーンのブラウスなどを取り入れてモード感を出すことで、より大人な印象を出せます。
とろみ素材のパンツ
フェミニンコーデにパンツは合わないと思われるかもしれませんが、素材次第では上品さや清楚さを演出できます。
フェミニンコーデにパンツを取り入れるなら、とろみ素材のものがおすすめです。
とろみ素材はゆったり穿けるうえに、落ち着きのある上品な印象を作ってくれるため、フェミニンコーデと相性が良いです。
しかし、全身をとろみ素材で揃えた場合はメリハリがなくなってしまうため、アイテム選びには注意しましょう。
とろみ素材のパンツを取り入れる場合は、異なる素材のトップスを採用することでバランスがとれます。
フェミニンコーデおすすめ3選
ここでは、おすすめのフェミニンコーデを紹介します。
デニム×ツイードカーディガン
カジュアルなデニムと上品なツイードカーディガンを組み合わせたコーデ。
一見シンプルなカジュアルコーデに見えますが、上質なツイードカーディガンを取り入れることで女性らしいフェミニンな印象に仕上がっています。
スニーカーと合わせればカジュアルとフェミニンのいいとこ取りができ、バランス良くまとまります。
ロングスカート×シルキータイブラウス
大人っぽい雰囲気を演出できる、シルキータイブラウスとロングスカートのコーデ。
シルキータイブラウスはフラットなタイが付いたのみのシンプルなアイテムですが、そのシンプルさ故に落ち着いた印象があり、大人フェミニンなスタイリングにピッタリです。
タイトめなロングスカートはコーデをコンパクトにまとめ、洗練された仕上がりになるため、フォーマルなシーンでも活用できます。
フェミニンストラップ長袖ワンピース
クールなスタイリングでありながら、フェミニンな雰囲気があるフェミニンストラップ長袖ワンピースを活用したコーデ。
ワンピース一枚でいっきにフェミニンな印象になるため、コーデも簡単です。靴やバッグなどの小物にこだわればより大人な印象にすることができるため、おしゃれの幅も広がります。
寒い季節はジャケットやカーディガンを羽織っても様になるため、シーズン問わず着れます。
フェミニンコーデで上品なおしゃれを楽しもう!
フェミニンコーデはガーリーファッションとの線引きが難しいと思われがちですが、意識するポイントをおさえておけば誰でも簡単に作れます。
使えるアイテムの幅も広いため、ビジネスやプライベート問わずどこでも着ていける万能ファッションです。
お気に入りのアイテムを見つけて、ぜひ自分だけのフェミニンコーデを作ってみてください。