オフショルダーを今まで一度も着たことがない人や、興味を持ったことがない人は一定数いるでしょう。
普段見せない部分を露出するファッションを身に着けるのは、勇気がいることです。
コーデのセンス云々より、そこに集まる視線を気にしたり、着崩れからそれ以上露出してしまう心配をしたりと、「服を着る」だけでは済まされない感があるのかもしれません。
この記事では、オフショルダーの種類や着こなすヒント、具体的なおすすめアイテムなどを紹介します。ぜひ参考にして、挑戦してみてください。
アイテム別!オフショルダーのおしゃれコーデ
オフショルダーと一言でいってもさまざまなアイテムがあり、それぞれ雰囲気が違うため、使うアイテムによってコーデも変わってきます。
ここでは、オフショルダーを取り入れたコーデをアイテム別に紹介します。
オフショルダーカットソー
カットソーはTシャツ程度の厚みになるため、オフショルダーのカットソーは気軽に着られるものが多いです。
重ね着するとしても一番上にくることが多いオフショルダーのトップスですが、カットソーだと下に重ね着ができる軽さがあります。
ジャンパースカートやサロペット、キャミワンピースなどを重ねることができるオフショルダーカットソーなら、気負わずに着ることができるため、初心者さんにおすすめです。
オフショルダーワンピース
ワンピースは元々1枚でコーデが完成するアイテムですが、それがオフショルダーになるとこなれた印象になります。
リラックス感があるオフショルダーワンピースは、肩を見せる効果でリゾート感が増すため、サンダルやストローハットなどが好相性です。
ニットなどで適度にボディラインを拾うワンピースは落ち着いた色を選んで、小物やアクセサリーなどで上品さをアピールしましょう。
ギャザーやフリルがある甘めなタイプは、黒や濃色などを選んで引き締めてシックに。色が辛口な分、足元には華やかさを添えましょう。
トレンドの小花柄をオフショルダーワンピースで着る場合は、サンダルやミュールがおすすめですが、スニーカーをあわせてカジュアルダウンすると普段使いしやすくなります。
オフショルダーとはいえ、コーデの考え方は通常のワンピースとさほど変わりがないため、いつものように楽しみましょう。
オフショルダーニット
ニット素材は肌になじみやすく、女性らしい華奢感や柔らかさが演出できます。
ジャストサイズならボディラインを適度に拾い、ゆったりサイズなら落ち感に優れるためドレープを楽しめます。
ざっくり系などの肉厚なニットの場合は冬素材になりますが、なかにタンクトップやキャミソールなどを覗かせたり、ストールをあわせて着るコーデが楽しめます。
ニットのオフショルダーを着る機会は暖かくない季節が多くなりますが、肩まわりに余裕がないとゴロつく心配があるため、アウターはオーバーサイズを選びましょう。
オフショルダーブラウス
布帛(伸び縮みしない生地)素材のオフショルダーブラウスは生地に張りがあり、柔らかい素材では見られない、独特の表情を見せてくれます。
通常の肩を落とす着方やボートネックのようにして肩に乗せる着方はもちろん、張りがあって肌離れがいいため、片方だけ肩に乗せるなどして着崩してもバランスを失いません。
白いオフショルダーブラウスは清潔感や清楚感があり、リネンの生成りになるとオフショルダーでも素朴な雰囲気に。
張りがある素材のパフスリーブはボリュームのあるデザインでもしっかりかつふんわりと形を保てるため、気になる二の腕を隠した華奢見せが可能です。
素材・デザイン別!オフショルダーの魅力
オフショルダーのデザインは大きく分けて4つで、使われる素材によってシルエットが変わるため、その組み合わせでそれぞれ違った魅力をもつデザインになります。
オフショルダーに使用される素材の違いや特徴は以下の通りです。
生地の種類 | 一般的な素材 | 特徴 |
---|---|---|
ニット | 編地・ニット地・ストレッチ・ジャージ・ポリエステルなど
綿など自然素材のものもある |
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布帛(ふはく) | 綿・絹・麻・化学繊維など |
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レザー | 本革・フェイクレザー(ポリウレタン・塩化ビニールなど) |
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手編みのような編地も、Tシャツやカットソーに使われている生地も「編まれているもの」で、伸縮可能な生地は大体ニットと呼ばれています。
ブラウスなどに多い布帛は伸縮性がなく「織られているもの」です。
レザーは本革ですが、フェイクレザーは基布(土台となる布)にポリウレタンなどでコーティングされていて、基布が伸縮するものなら伸縮し、ニットほどのしなやかさはありません。
そして、以下はオフショルダーの形の種類です。
名称 | 特徴 |
---|---|
スクエアネック | 左右の肩が横にまっすぐなライン |
ラウンドネック | 緩やかに丸いライン |
Vネック | 肩から胸元に向かってV字のライン |
バルーンスリーブ | 風船のような袖 |
ニットで作るスクエアネックは、生地の縮む力を利用できるため、スッキリしたトップスになります。
布帛で作るスクエアネックは、ゴムを通したり縫い込んだりして肩下に安定させるためギャザーが寄り、その分使用生地も布帛のほうが多く必要です。
張りがあるため、膨らみやギャザーなどのデザイン性が高くなります。
レザーなどのしなやかさを期待できない特殊素材は、型紙の時点で人の身体に形作るための計算が必要ですが、ある程度その人にあった形が作れます。
そのため同じスクエアネックでも、どれも見た目が同じデザインになりません。
オフショルダーは、素材とデザインを掛け合わせて生まれる違いによって、コーデの幅が広がるところが魅力といえるでしょう。
オフショルダーを楽しみ尽くす!コーデのポイント
ここでは、オフショルダーを自在に楽しむためのコーデのポイントを紹介します。せっかくトライするのなら、ポイントを押さえてオフショルダーを選びましょう。
きれいめアイテムを合わせて上品に
オフショルダーは普段出さない肩を見せるという露出の高いアイテムのため、きれいめアイテムをあわせて、できるだけ上品にまとめた方が印象がいいでしょう。
ボトムにデニムを持ってきてカジュアルにしたり、ベージュのワントーンで大人っぽい色合わせにしたり、レーシーなオフショルダーなら清楚な白かシックな黒にするなど、ちょうどいいバランスを探すのは意外と簡単です。
露出が高い分、品よくきれいな着こなしを心がけましょう。
ベーシックカラーでまとめると大人っぽく
オフショルダーの色は、ベーシックカラーを選ぶと大人っぽい印象にまとめることができます。
肌を見せる面積が多いオフショルダーの色選びをおろそかにすると、子どもっぽいチープなイメージになってしまうことも少なくありません。
大人の女性が上品なコーデを求めるときに食指が伸びる、ベージュやネイビーなどの定番色を押さえるとまず安心です。
ゴツめブーツで甘さを中和
セクシームードになりがちなオフショルダーの甘さは、ゴツめのブーツで中和しましょう。
ブーツの無骨さや重さ���かけあわせると、オフショルダーがもつ、ときにはバランスを取りたい女性らしさをほどよく押さえてくれます。
厚底はさまざまなイメージをコントロールできるため、例えばハイテクスニーカーやダッドスニーカーを選ぶとヘルシーなイメージやストリート系に傾けることが可能です。
モノトーンでコーデを引き締め
オフショルダーでコーデに迷ったら、色はモノトーンを選びましょう。
肌を見せる面積との兼ね合いもあるため、他のアイテムよりも色選びに迷うことが多いかもしれません。
モノトーンはどのようなアイテムだとしてもシックに決まり、どっちつかずになる恐れもあまりなくしっかり締まり、バランスよくまとまります。
ボリューム感あるオフショルダーはシンプルボトムスが◎
ボリューム感のあるオフショルダーの場合は、ボトムはシンプルなものを選ぶとバランスよく着こなせます。
パンツを選ぶといいバランスになりますが、スカートにしたい場合は裾に向かって広がるため、プリーツスカートやタックスカートなどボリュームダウンできるものを選びましょう。
その場合、トップスはインしてウエストラインをはっきりさせるとメリハリがついておすすめです。
ボーダーでリラックスムード
オフショルダーはボーダーのように親しみやすい柄やスポーティな要素、そしてヘルシーなイメージなどとかけあわせて、リラックスムードを醸してみましょう。
颯爽としたパンツや気負いのないサンダルなどをあわせると、着心地の良さも手伝って、見る人も着る人もリラックスできます。
オフショルダーのアクセントになるアイテム
ここでは、オフショルダーを着たときに魅力を引き立たせるアクセントになるアイテムを紹介します。
オフショルダーだけでは心細い…という方は、こちらを一緒に取り入れてみてください!
大きめのピアス・イヤリング
大きめモチーフのピアスやイヤリングは、フェイスラインをスッキリさせて小顔に見せ、色によっては顔が明るく見えたり顔色がよく見えたりと、さまざまなメリットがあります。
オフショルダーは普段露出しない部分が表面にでるため、デコルテが寂しかったり、物足りなさを感じたりする場合があります。
ちょっと主張が強いくらいの大振りなピアス・イヤリングで、顔まわりを華やかに演出してみましょう。
帽子
オフショルダーに帽子をあわせると視線を引き付けてくれるため、露出への不安が緩和できます。
オフショルダーはコーデ次第で大人の女性らしい上品な肌見せがかなうアイテムですが、露出の程度に慣れていないと不安なこともあるでしょう。
セクシーなイメージがあるオフショルダーですが、野球キャップやキャスケット、バケットハットやストローハットなど、意外とどのような帽子も似合うため試してみてください。
チョーカー
オフショルダーを肌寒い時期でも取り入れたい場合は、チョーカーや短めのネックレスなど、首元の寒さがまぎれるようなアクセサリーを着けてみましょう。
「秋でもオフショルダーを着たい!」「冬でも着ていいアイテムだから、あったか素材のオフショルがあるのでは?」
などと考える方は多いですが、チョーカーや短めのネックレスを着けることで、周囲の人に「寒くても大丈夫!」というアピールができて、心配をかけないで済むかもしれません。
ストール
オフショルダーは肌寒い季節に1枚で済ますには無理があるため、大きめのストールを首に巻いておしゃれに防寒対策しましょう。
アウターを着た場合とはまた違った、抜け感のあるコーデになります。
そして室内では、外したストールを軽く羽織ればオフショルダーだからこそできる肩見せコーデが楽しめます。
おしゃれに肌見せ!オフショルダーおすすめ7選
ここでは、おしゃれな肌見せを実現できるオフショルダーのおすすめを7選紹介します。
さまざまな素材とデザインがあるため、お気に入りを見つけたら、この機会にぜひチャレンジしてみてください!
バルーンオフショルダーブラウス
張りのある生地が形作るふくらみやギャザーが美しい、ガーリーなバルーンスリーブのオフショルダーブラウスです。
高い位置のウエストマークは見事な脚長効果で、トップスが甘いため、ハンサムなパンツをコンパクトに穿いてバランスをとっています。
身体にフィットするのが苦手な人は、体型カバーの効果も狙えるオフショルダーはいかがでしょうか?
[original] フィロット 2WAYオフショルダー長袖Tシャツ
スクエアネックにもラウンドネックにもなれる、柔軟性と対応力があるオフショルダーカットソーは、滑らかな素材が肌に気持ちよく沿う着心地のよいアイテムです。
少し長い袖と、長くはない着丈とがバランスよく、スクエアネックとサークルネックという2WAYのどちらも相性のいいデニムと合わせたらこなれ感があるコーデになります。
いつものファッションを変えなくてもハマるオフショルダーをお探しなら、こちらの商品がおすすめ!
(4col)スリム オフショルダー リブ Tシャツ
パールのネックレス一つでインフォーマルにも通用しそうな高見えするリブニットは、オフショルダーでも品格が感じられます。
縦うねが特徴のオフショルダーに、とろみのある上品なパンツをあわせたら、縦ラインが強調された美しいワントーンコーデの出来上がりです。
スカートでもパンツでも品よくまとめられるコーデ力の高さが魅力的なオフショルダーです。
Laurenオフショルダーワンピース
バルーンスリーブの可愛らしさと、爽やかなブルーがバランスよくまとまっているオフショルダーワンピースです。
サンダルと編みバッグ・ワイドブリムのストローハットが、まるでリゾートにいるようなリラックス感を漂わせています。
張りのある素材はコットンで、肌離れがよく抜け感のあるシルエット。
コーデを考えるというより、「トッピングは何にしよう?」というノリで取り入れられるオフショルダーワンピースです。
Gloin春オフショルダーアンバランススリムTシャツ
アシンメトリーな胸元がおもしろいTシャツは、オフショルダーにしては露出が少し抑えめのため取り入れやすいデザインです。
ゴールドチェーンのショルダーのキルティングバッグとパールのネックレスでドレスアップしてカジュアルダウンしたコーデは、オフショルダーを身近なアイテムにしています。
露出があまり気にならない、取り入れやすいオフショルダーです。
ボーダーオフショルダーTシャツ
ボーダーがヘルシーなイメージのオフショルダーは、ワッフルニットの効果で肉感を拾いにくくいため、幅広い年齢に受け入れられやすいでしょう。
イメージ画像の前面と、シンプルな折り返しのスクエアネックの背面は、前後逆にしても着用できる2wayです。
その日の気分でデザインを変えられる、ちょっと得したようなオフショルダーです。
オフショルダーリボンニット
衿のフリルがガーリーなニットのオフショルダーは、リボンを締める加減でスクエアにしたりラウンドにしたりと雰囲気を変えられるためおすすめです。
キリっと締まった黒のボトムや大人っぽいパンツで甘さを抑えて上品に、またはデニムをあわせてカジュアルダウンなど、コーデしやすいニットです。
トレンドのリボンもさりげなく押さえていながら、流行りが過ぎても長く着まわせそうな、かわいいなりをして頼りがいのあるアイテムです。
オフショルダーでおしゃれに肌見せコーデ♡
オフショルダーを取り入れるきっかけになれるように、コーデのヒントや取り入れ方、おすすめアイテムなどを詳しく紹介しました。
オフショルダーのように肌見せできるアイテムには手を出したことのない人も多いと思います。
しかし、オフショルダーは元々が肌を見せるデザインのため、必要以上に「露出しすぎかも」と心配しすぎる必要はありません。
「肩を見せる」という開放感を知ったら、コーデの幅も広がります。ぜひこの機会に、一度チャレンジしてみましょう!